学士会の会員だけに案内されている25%オフの大きな割引きサービスがありますが、それがベストとは限りません。

 あまり知られていませんが、クロネコヤマトの引越アート引越センターなどの大手引越会社には、学士会会員限定の引っ越し割引き(値引き)プランが存在しています。学士会から申し込むだけで無条件に割引率が25%だったりという、ちょっと見逃せない割引率となっています。引っ越しを予定している学士会会員の方にとって、これは検討に値する割引きといえるでしょう。私も当然、比較検討しました。

学士会割引きの上を行くかも知れないJAF割引き

 しかし、私が2018年の3月に引っ越した際には、学士会よりもさらに上の割引率を誇る2つの身近なサービスがありました。JAF割引きVISAカードです。ただ、どちらもその年によって割引き率が異なっているので、その年ごとにご確認願います。

 私が知る限りですが、JAF優待での割引きは
25%の割引き30%の割引きが繰り返されているようです。2018年は30%割引きでした

 私はクロネコヤマトで東京から700kmという長距離の引っ越しをしましたが、2018年は一括見積もりサイト経由での割引率よりもJAF優待限定での割引き30%のほうが大きかったため、比較サイト経由での訪問見積もりを受けたあと、改めてJAF割引きを使って30%割引きでの見積もりをし、実際にその割引きで契約をして引っ越しました

 私のように長距離で家財も多くなればなるほど、引っ越し費用はどうしても高くなります。そして、引っ越し費用が高くなればなるほど、「割引率が1割も違う」というのは、非常に大きく物を言います

無料のVISAカードでも学士会より割引き率が高い

 JAFよりも上を行くことが多いのが、VISAカードの割引きです。2019年は、割引き率が35%38%となっており、正直言ってこの数字は尋常ではありません。

 「引っ越し会社との値引き交渉が苦手」という方にとっては、最初から35%や38%の値引きが受けられる提携クレジットカードの存在は非常に大きいのではないでしょうか。はっきり言って35%の割引き率なら、もう細かな値引き交渉などしなくても良いくらいです。

 ちなみに、三井住友VISAカードはVISAカード界の盟主ですし、世界シェアナンバーワンクレジットカードのVISAですから、JCBやダイナースと違って世界中どこでも安心して使うことができます。もちろん、私も大学卒業時に社会人の必携カードとしてこの三井住友VISAカードを作成し、今でもずっと更新・愛用しているカードの一つです。VISA歴は長いです。

 しかも、三井住友VISAカードはカードのラインナップが幅広く、インターネットからの申し込みなら年会費は初年度無料ですから、引っ越し後に万が一、使い勝手が良くないと感じたなら、その時に継続を改めるという自由な判断もできます。年会費が初年度無料というインターネット申し込みならではのやり方です。

 他にも、女性専用のカードや在学中は年会費無料の学生専用カードもありますし、当然、どのラインナップであっても三井住友VISAカードなの割引きが適用されます

 私の経験上からはっきり言ってしまうと、25%以上の値引率があるなら、「引っ越し割引きのためだけに作成しても何の損もないカード」と言えるのが三井住友VISAカードです。作っておいても今後の人生でずっと役だってくれる、安心のカードです。

どの割引きが安くなるかは時期次第

 もちろん、すべての引っ越し会社で学士会やJAF優待、VISA割引きを使ったほうが安くなるということではありませんし、たとえ同じ引っ越し会社であっても、時期によってJAF優待のほうがお得だったり、あるいはSUUMOのような一括見積もりサイト経由の割引率のほうがお得だったりと、どちらが安くなるかは毎年のように、そして毎月のように変化しています。引っ越しを予定している時期の割引き率がどちらが上か、引越をご検討されている時期に確認してみてください。

 私が2018年に一括見積もりをした複数の会社でそれぞれの割引きも総合的に判断した結果、クロネコヤマトのJAF割引きが一番良かったです。しかし、2019年だったらSUUMO経由が一番お得かもしれませんし、あるいは学士会が一番かもしれません。こればっかりは、走行距離や引越予定日、そして家財量によっても大きく左右されますので、まずは一括見積もりをされることをお薦めいたします。引っ越しにあたっては、一括見積もりがすべてのスタートと言えますので。